Tp-Link MR600のレビューです。
楽天モバイルをホームルーターとして家庭で使う方法としていくつかあります。
市販のルーターを購入するなどし、楽天モバイルのSIMカードを挿入すれば使用できます。
私のおすすめはTp-Link MR600です。
2024年の夏に発売されたSIMフリーのホームルーターです。
外部電源を供給し、リッチな電力(といっても0.6W)でCPUを動かす据え置き型ため、
非常に安定しています。楽天モバイルのSIMを挿入するだけで、すぐに運用開始できます。
iPhoneなどスマホ数台と、パソコン、Switchbotハブやロボット掃除機、エアコンを繋げて
10台くらいの端末をぶら下げて各々で接続しても、ルーターの処理落ちは感じられません。
他のルーターはパケ詰まり(パケット詰まり)のような状態に陥ることが頻繁にありまし
たが、このルーターではありません。とくにIoT機器を接続している場合は、外部から自宅
に接続できないことは致命的です。
・Tp-Link MR600
楽天モバイルの4G回線だとバンド3/18/26/28に対応し、5G回線はn77/n257に対応します。
WAN側を併用して有線で光回線に繋ぐと、標準で有線LANで接続し、有線LANが切断時
は40秒以内に楽天モバイルの回線で接続を復帰します。そのため、動画配信をする方々に
とっては接続の安定性を高めるルーターとしても使われています。他にはイベント主催者
が回線のバックアップ機能とメッシュネットワーク機能を活用し、大人数対応のWi-Fi接
続環境を整えることができます。
自宅の環境では4G回線で、最大40Mbpsくらいが限界でした。下記にあげるルーターと
同じ設置場所と条件でかなり改善されたのは、電波の受信感度と対応バンドの多さと考
えています。回線速度に満足していない方は、ぜひTp-Link MR600を検討ください。
本体から2本飛び出している外部アンテナはLTE用で効果は絶大です。
1つのSSIDで、機器対応と電波状況に応じて、自動で2.4Ghzと5Ghzから選択されて繋がり
ます。ルーターの再起動は1分で完了します。月間のデータ使用量を確認できます。月間
の容量制限を設定できます。ゲストネットーワークに対応しています。SMSが送受信でき
ます。
有名な通信事業者はプリセットされていますので、楽天モバイル以外のISPにも簡単に接
続できます。欠点は5Gに繋がらず、3G回線と4G回線LとLTEに対応ですので注意ください。
固定回線が敷設できない作業現場や、一時的なイベント会場、事務所や店舗など、家庭用
固定回線以外でも使用できる便利なルーターがTp-Link MR600です。
TetherというiPhone用の設定アプリもあります。
3年間の製品保証です。
(参考)他のルーター
・Rakuten Turbo 5G
4G回線と5G回線に繋がる。電源接続ありの設置型です。
・楽天モバイル ポケット型Wi-Fi(Rakuten WiFi Pocket 2C)
4G回線に繋がる。モバイル用のバッテリ付きです。
USBで電源供給すると、常時ONできます。
しかし、通常の充電で高温になり充電を停止します。
自宅の環境では4G回線しか繋がらないエリアで、最大17Mbpsくらいが限界でした。
・Speed Wi-Fi HOME 5G L11
4G回線と5G回線に繋がる。電源接続ありの設置型です。
楽天モバイルも下記設定で接続できますが、4Gは接続できるバンドが2つしか対応して
おらず、選択すると1バンド固定のため、ユーザー数が多いなど回線が混み合うと接続
状況が悪化しました。
自宅の環境では4G回線しか繋がらないエリアで、最大12Mbpsくらいが限界でした。
APN: rakuten.jp
ユーザー名: rm
パスワード: 空欄
認証方式: CHAP
IPタイプ: IPv4/IPv6
※実質、スタンダードモードでバンド3固定、プラスエリアモードでバンド18固定ができます。
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